2012年11月11日日曜日

北京マラソンに参加したい?



 「北京マラソンに日本人参加不可」の記事が日本のサイトでも取り上げられた。

 中国のサイトで実際のところを確かめてみると、確かにココに書かれているように日本人の登録はできないようだ。こちらの新聞でも北京マラソンに日本人出場禁止のニュースが掲載されている。



 記事ではその理由として「日本選手の安全を考慮して」という事になっている。もちろん42.195キロを日の丸をつけた選手が走り切るのに、今の中国では「何が起こるか分からない」というのがホンネのところで、もしかしたら選手や関係者の方がむしろ「ホッと一息」ついていたりするかもしれない。そういった意味で今回中国新政権発足直後に取るべき安全策としては「正しい選択」をとったと言えるだろう。

 北京と言えば、先日大雪でいろいろ大変な事になったのが記憶に新しい。それに加えて最近の深刻な空気の悪さを考えれば、関係者の安堵の息もひとしきり大きいかもしれない。
 とはいえやっぱり政治的な問題が民間やスポーツにも影響してしまう、というのはなんとも悲しい話である。

 実は上の記事には、「日本人でも借りに中国もしくはその他の国籍を欄を選択すれば出場する事ができる」とも書いてある。この大会の為に一生懸命練習を重ねてきた人は、この方法で参加してみるという裏技があるようである。
 ちなみに同じくこの冬計画されている上海マラソンも、日本企業の協賛が取り消しになっているらしい。が、日本人参加不可かどうかについては、まだ報道が無い状態である。

 そんなこんなの「日中問題の悪化」からもう2ヶ月が過ぎようとしており、こっちでは庶民的にはだいぶこの問題を「まだなんかやってるの?」という飽き飽きした気分が蔓延してきているように思える。



 写真は本日の伊勢丹1F催事場のジャパンフェアの様子。いつも通りの大盛況ぶり。
 今日はその後「がってん寿司」で夕食を食べて帰ることに。板前さんは、「反日の影響?ありますね〜」と言うものの、土曜の夜だけあってか店内はそれを少しも感じさせない満員だった。


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