2012年10月18日木曜日

中国孤立中


 中国では今のトコロ今回の国政の失敗を声を大きく言う人はあまりいない。

 というのも国への批判は共産党への批判であり、それはあってはならないこととして声を大にさせない国政をとっているからだろう。

 とはいえ、今回の日本への多数の「暴挙」は、どうしようもなく国際社会に向け「中国ってやっぱりそーとーヤバイよね」というダークネス中国のイメージを決定的に印象づけたようにも思える。そういう「無法」の「ヤバイ」集団としての認識は、現在の国際社会において非常に「マズイ」立場に追い込まれてしまうコトに繋がりかねない。現に、「無法」の「ヤバイ」集団としての認識された中東の某国家は、「合法」と「正義」の名目のもと、実に「堂々と」国際社会の面前で「処理」されている事実がある。

 であるならば、それを避けていこうとするならば、これはなんだかんだ国民が「中国ってみんなが思っているよりもずっとまともでステキな国なんですよ」という声を上げ、国は党のあり方が多少なりとも変化していく事を余儀なくされようと、事実上国民の声を聞いてる、「すごく民主的な合法国家ですよ」、という姿勢をアピールしていかざるをえないのかもしれない。それが国策として作られた「ウワベの民主主義」であろうとなかろうとだが、こうも国際化してしまった中国では「ウワベ」は簡単に見破られかねないので、ソコはある程度「腹をくくる」必要があるかもしれないが。

 既に経済成長の行き詰まりが決定的になりかけている感のある中国で、国際社会からの制裁は非常に不利だし、もう少し「いい子」を演じてみてもいいのではなかろうか?と個人的には思うのだが、根がジャイアン的な中華思想ではなかなかそれではメンツが立たないのか?

 外からのダークネスなイメージはどーにもならない事実なのだが、中国国内的にはそうした見られ方は「被害者」と受け止められてしまうのもまた困ったジャイアンなのである。


こんな記事もありました:アメリカ(在住日本人)目線の中国 by MSN

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